切り出し室2 バイオ病理研究所

バイオ病理研究所
 受託販売およびその他製品
   

   

ホルムアルデヒド管理濃度0.1ppm未満(第1管理区域)達成までの弊社の取り組み(1)
     
    積水ハウス 新切り出し棟 (建設:セキスイハウス株式会社 大分支店 設計:門脇拓郎氏)
2009年4月20日完成

平成19年(2009年)3月1日に施行された特定化学物質障害予防規則(特化則)が改正され、ホルムアルデヒドが第2類物質に位置づけられました。

    ●ホルムアルデヒドを製造し、又は取り扱う屋内作業場については6月以内ごとに1回、定期的に作業環境測定士(国家資格)による作業環境測定を行わなければならない。

●第7条第一項第5号に規定する局所排気装置の性能の一部改正
ホルムアルデヒドのガス、 蒸気又は粉塵が発散する作業場に設ける局所排気装置にあっては、そのフードの外側におけるホルムアルデヒドの濃度が0.1ppmを超えないものとすること。

●作環則別表第三号の作業場の登録を受けようとする作業環境測定機関が有すべき機器として高速液体クロマトグラフィーを追加し分析方法としては高速液体クロマトグラフィー又は同等以上の分析方法で測定すること。

●環境測定の結果について一定の評価(第1管理区分・第2管理区分など)を行い、評価に応じて適切な改善を行う必要がある。

●測定の記録および評価の記録は30年間保存する必要がある。
切り出し室9
   
   
上記改正施行による対応策として、毒性試験等におけるホルマリン固定器官・組織の切り出し作業を実施する弊社としては上記基準に対応するために新たに「新切り出し棟」を建設いたしました。

   
新切り出し棟 内部 (ホルムアルデヒド管理濃度0.1ppm未満対応)
切り出し室3 バイオ病理研究所 ●第1および第2切り出し室があり、大きな試験(切り出しが500匹など)でも試験が重ならないように左右対称に切り出しおよびシンクを配置する様に設計致しました。
切り出し台(ドラフト完備)
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●切り出し作業を能率良くするためにドラフトチャンバーはあえて使用せず部屋全体の換気を行うための「オールフレッシュ方式」を採用。

●ホルマリン臭気は空気よりも重いため、ドラフト以外に部屋の下からも廃棄できるように設計。

流し台(ドラフト完備)
切り出し室5

 

●ホルムアルデヒド濃度で一番問題になるのが組織の水洗時に発生するホルムアルデヒド濃度対策です。そこで流し台にもドラフトを設置致しました。


●左の写真はシンクの上にある排気口に排気できているかを試験している写真です。

オールフレッシュ型換気方式(左写真)
  切り出し室6

●弊社の以前の切り出し室は、ドラフト(排気)は設置していたものの給気(矢印)はなかったため0.1ppmの管理濃度を維持できませんでした。そこで常時空調された新鮮な空気を室内に送る設計を行い一定方向に風が流れるようにしたことで切り出し作業時のホルマリン暴露が大幅に改善されました。

(2009.6.18現在 第1種管理区分:A測定0.01ppm未満, B測定0.01ppm未満達成)

    空調設計:●株式会社 北菱 清水博之氏(1級管工事施工管理技士)福岡県
連絡先メールアドレス:qqrt2mk9k@alto.ocn.ne.jp

  切り出し室6
切り出し室8
 
 
 
 
 
  オールフレッシュ型換気装置(建設時の写真)
新切り出し棟(左側)建設当時の外観
  新切り出し棟はホルマリン管理濃度を安定させるために別棟に建設しました

ホルムアルデヒド管理濃度0.1ppm未満(第1管理区域)達成までの弊社の取り組み(2)  
ホルマリン管理濃度 バイオ病理研究所 ●換気方式としてはドラフトからの排気およびオールフレッシュ型空調機と自然給気(第3種換気方式)の併用で設計致しました。

●従いまして、ドラフトからの排気量=オールフレッシュ給気量+自然給気量とすることでバランスのとれた風の流れを実現しております。
     
ホルマリン管理濃度 バイオ病理研究所

●ホルマリン管理濃度測定は第三者機関の作業環境測定士による測定が一番公平かつ正確な測定方法と弊社では考え、SRL福岡の作業環境測定士に依頼して建設終了後の測定で左図に示す切り出し作業中の状態で5ポイントのA測定を実施しました。

●結果はすべてのポイントにて0.1ppmを大幅に下回る0.01ppm未満のA測定値を示し、より環境の良い状態で切り出し作業ができるようになりました。
また、B測定でも0.01ppm未満を達成しよりホルマリンに暴露する状態でも管理濃度基準をクリアしたためオールフレッシュ方式が ホルマリン管理濃度基準を達成するには適していることが証明されました。

●2009.6.18第1管理区域(0.1ppm未満)達成!測定は高速液体クロマトグラフィーを使用 (検知管では測定は不安定であるため)

     
ホルマリン管理濃度 バイオ病理研究所

●弊社は当初ホルマリン管理濃度0.1ppmという実測値をクリアしていれば作業環境に適していると考えていました。ところがこの考え方は大きな間違いで、左記に示す様にA測定の各ポイントがすべて0.1ppm未満を示していても各ポイントにおいてバラツキがあれば計算値(第1評価値)は0.1ppmを超えてしまい(例:0.11ppm)、第1管理区域には指定されないということがわかりました。

 

   
ホルマリン管理濃度 バイオ病理研究所 ●そこでバランス良くホルムアルデヒドが排気できるようにオールフレッシュの能力および風向き・風量を調節しながら平均的な換気ができるように維持しております。
   
今回、弊社の「新切り出し棟」の建設にあたりご協力いただいた方々に御礼申し上げます。
   
 
積水ハウス

●セキスイハウス大分支店 別府事業所  設計:門脇拓郎氏, 店長:高尾賢太郎氏
TEL:0977-25-1233
http://www.sekisuihouse.co.jp

  菱熱および北菱

●株式会社 菱熱  河村耕一氏、三坂昌弘氏
           TEL:092-411-5743
           http://www.ryonetsu.co.jp/

●株式会社 北菱 清水博之氏(一級管工事施工管理技士) 空調設備設計・施工
           TEL:092-934-2800 FAX:092-834-2801
           メール:qqrt2mk9k@alto.ocn.ne.jp

 
SRL福岡 ●株式会社エスアールエル 福岡ラボラトリー 小山信弘氏(作業環境測定士)
           TEL:092-504-4075
           http://www.srl-group.co.jp/srl/group_e.html

       株式会社 バイオ病理研究所    
    〒873-0511 大分県国東市国東町小原1200-2    
    TEL:0978-72-0454 FAX:0978-72-2320    
    E-mil:mail@biopathology.jp